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片思いは「片思い」というだけあって、恋愛が成就するものではありません。

でも「この人を好きになって本当に良かった」と思えるような片思いなら、しても良いと思いませんか?

そんな私の実体験をご紹介します。

 

10歳年上の社会人の一目惚れ

大学4年の頃、とあるきっかけでキャンパスを訪れた10歳年上の社会人に一目惚れしました。

一目惚れって本当にあるんだ…と思うほどの一目惚れでした。会話が上手で、よく笑うやさしい目に一瞬で惹かれたのです。

彼は婚約者がおり、結婚式の日程も決まっていると同僚から聞かされました。

もちろんこの同僚、私が好意を持っていることなど知りませんから色々話してくれました。

ついに彼に手紙で告白

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出会ってから半年が経過し、私は一つの決心をしました。

彼に手紙を書くことです。メールではなく。

彼にしてみれば迷惑な話かもしれませんが、それまでこんなに人を好きになったことはなかったので、その気持ちだけでも伝えたいと思いました。

結果当然振られるわけですが、現実を受け止めないと、次に進めないほど彼のことが好きでした。
覚悟を決めた割に恥ずかしく、要点を得ない手紙になってしまっていたと思います。

呆気なく振られた淡い思い出

手紙を届けてから数日後、彼から電話がありました。

「連絡が遅れてごめん、手紙の真意は受け取りました、電話で話すことではないので、会って話しましょう」と。

かなり驚きました。

もちろんこれまで2人で会ったことなどなく、電話で断ったほうが楽なのになぁ…と思いつつ、指定の待ち合わせ場所に行きました。

彼は地方都市在住だったため、都内出張の空き時間を利用して話す時間を作ってくれました。

「手紙ありがとう。気持ちは嬉しいですが、婚約者がいます。きちんとした手紙だったので、きちんと返事をしたかったです」

ほぼ想像通りの答えで、なんだかスッキリし、彼のことは完全に忘れよう、と思えました。

でも、新幹線のホームで後姿を見た時、もう会えなくなる、もう会ってはいけない人になってしまったと思うと、ポロポロ涙が出てきました。

そして思わず彼の名前を大声で呼んでしまったのです。

恥をかかせてしまったと我に帰っていたら、彼が近づいてきました。そしてやさしくこう言ってくれました。

「僕のことをただのおじさんだと思えるようになったら、また連絡ください」と。

涙が止まりませんでした、号泣しながら家路に着きました。

良い片思いだと思わせてくれた素敵な思い出

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それから半年、彼は海外赴任になったと人づてに聞きました。

世界で活躍するなんて彼らしいな、なんて思えるようになっていました。

それから2年後、私が転職した時のことです。

知らないアドレスからメールが届いていました。

「転職おめでとう!活躍を期待します」

海外にいるはずの彼からでした。

こんなタイミングでメールをくれるなんて彼らしいなと。最高の片思いでした。