読んだきっかけ

主人が子どものクリスマスプレゼントとして贈ったことです。

主人は、この年におじいちゃん(私の父)が他界したこともあり、子どもにこの絵本「おじいちゃんがおばけになったわけ」を選びました。

本を読んだ感想

この本は、死んでしまった大好きなおじいちゃんがエリックという少年のところにやって来ることから始まります。

会った時には、驚いたもののおばけなのでは といろいろなことを試します。

その結果、おばけだとエリックは実感する。
でも、大好きなおじいちゃんだからか怖がることはありませんでした。

私にとっておばけというと何だか怖いイメージがありますが、それが自分にとって大好きな人であれば会えてうれしい気持ちのほうが強いというのは何となく分かる気がします。

葬儀の後、このような形で出会った二人は「この世にわすれものがあると、人はおばけになる」と本に書いてあることを知り、その忘れものを思い出せないおじいちゃんのために毎晩家や街に探しに行くことにしたのです。

探していく中で、おじいちゃんは「自分の人生のいろんなことをおぼえているもんだな」 と、写真を見ながら思い出をエリックに話していきました。

この様な時間を過ごしながら、おじいちゃんはやっとわすれものを思い出します。

そして、エリック との思い出を語り合った後、わすれもののことを打ち明けました。
それは、エリックにさよならを言うことでした。

思い出せなければおじいちゃんはこのままずっとおばけでいなくてはならないと悩むエリックでしたが、このことを聞いたとたん、目に涙があふれました。そして、おじいちゃんと最後の約束を交わし、 手を振ってお別れしました。

私は、人が亡くなるときにはとてつもない悲しみや恐ろしさがあると思います。

しかし、この本を通してそんな時にさえ相手のことを思いやれる家族の絆や愛情は、とても深く強いものなのだと改めて考えさせられました。

そして、その思いは相手に伝わるものだからこそ、まだ子どものエリックの目にも涙があふれたのだと実感しました。

死んでしまって会うことはできない家族とも、いつまでも心の中では繋がっていけるのだなと思うことができこの本に出合えたことに感謝しています。

 

今回の紹介本

おじいちゃんがおばけになったわけ

おじいちゃんがおばけになったわけ

おじいちゃんがおばけになったわけ

  • 作者:キム・フォップス オーカソン
  • 出版社:あすなろ書房
  • 発売日: 2005-06