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あなたの心が深く傷ついた時、その傷を癒してくれる人がいるかいないかで人生が大きく変わると思います。

それが多感な10代ならなおさらです。

これから紹介するのは、私が10代の時、本当に深く傷ついた心がある人のおかげで再生していった話です。

順調だったのは中学生まで

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私は小学生のころは、性格が明るくてクラスのお調子者でした。

中学生は生徒数が多く不良も多かったため、人間関係が少し複雑で目立たないようにすることも学校というコミュニティーの中で生きていくには必要でした。

ですが、それなりに友達もできて楽しむことができました。
高校にも第2希望でしたが、無事合格することができました。

それなりに順調な私の学校生活に変化が起きたのは高校1年生の時でした。

高校から伸びない身長

私の入った高校は少し変わっていて2か月に1度、身長、体重、体脂肪率を測定して、そのデータを学校が保存するという取り組みを長年行っていました。

なので身長を年に6回測ることになりま す。

測る回数が多いせいか、私のクラスでも身長を気にする子がたくさんいました。

高校1年生のころ、私の身長は160cmでした。
高校2年生の時に161cmに伸びましたが、高校卒業までもうそれ以上伸びませんでした。

160cmは男子の学年平均が約170cmだったのでかなり低いほうでした。ただ多少気にしてはいましたがそこまで深刻に考えていませんでした。

陰口を言われる毎日

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しかし、ある女子の出現で私は身長のことで追い詰められていくのでした。

その女 子は身長165cmで、女子の学年の平均身長が157cmということを考えると、大柄でした。

ここではその女子をIと置きます。Iは男子の身長をいじるのが、とにかく好きでした。
仲のいい男子に「チビだ!チビだ!」とよくからかっていたことを覚えています。

私のことはいじりにくかったようで、陰で私のことを小さいとよく言ってい るのが聞こえました。

ここまで聞くとよくある話と思うかもしれませんが、Iの私の身長に対する陰口は頻度が高く、執拗。
高校を卒業するまで続きました。

例えば、音楽の授業でギターを弾くことがあれば、ギターを練習している私を見て、「ギターに対して身長が小さすぎじゃない?」とIは陰口を言ってきます。

このようなことが1日にたくさんあり、積み重なるのです。
今では深刻な悩みではないと思いますが、10代の時の身長ってかなりのコンプレックスです。

Iは陰口が聞こえていないと思い私に普通に話しかけてきました。
身長の低い私は体格で勝るIに何も言えませんでした。

Iとは1、2年生のとき同じクラスで、3年生のときは違うクラスになりました。
クラスが変わって関わることが減ったものの、それまでの陰口のこともあり、耐え切れなくなった私は3年生から学校にあまり行かなくなりました。

家族には心配をかけたくなくて、受験勉強で学校を休むと言い家族にIのことは話せませんでした。

そこからはしばらくは学校にいけませんでした。

引きこもりから脱出出来たきっかけ

そんな精神的に疲弊しきった私を立ち直らせてくれたのは塾の先生でした。

受験勉強のため、学校には通わず高校3年生の時に個別指導の塾に通い始めました。

ある日英語担当の先生に、私は身長をコンプレックスに思っていることとIのことを話しました。
先生でもなく、友達でもない、 赤の他人だったので言いやすかったのかもしれません。

すると、先生は私にこう言いました。

「身長なんて気にならないくらい、お前には魅力がある。Iのことは相手にしなくていい。レベルの高い大学に行けば、質の高い人が通っているはずだから、身長のことなんて言われなくなるはずだ。だから受験勉強を頑張ろう。」と。

最初は感謝しつつも「受験勉強にやる気を出させるために言った言葉では?」と少し疑っていました。
ですがその先生は授業のたびに、私の良いと思うところを言ってくれて、私を励ましてくれました。

それでも身長が伸びたいと私はずっと言い続けていたので、先生は身長が伸びた体験談を探して、私に教えてくれることもありました。

ようやく先生を信じることができたのと、先生の励ましに感動して勉強も頑張り、学校にも毎日通えるようになり、Iの陰口も前ほど気にならなくなりました。

その後、大学受験で第1志望に合格しました。ちなみにIは人づてですが推薦で短大に行くことになったそうです。

先生の言ったとおり、大学に入ってからは身長のことを言われることはなくなりました。

もしあのとき、塾の先生がいなかったら私は不登校のままです。
もしかしたら大学にも行かなかったかもしれません。

先生には今でも、感謝の気持ちでいっぱいです。