grandfather-episode01

私のことを可愛がってくれるおじいちゃんとおばあちゃん。
小さい頃はよく遊びに行っていても、大きくなるにつれて段々と会う回数が減ってくる。

そして失った時に初めてもっと会っておけばよかったと思った経験みなさんもありませんか?

今回はそんなおじいちゃんとの出来事をお話したいと思います。

大好きだったおじいちゃん

私には母方の祖父と祖母、父方の祖母がいました。
父方の祖父は私は物心つく前に亡くなってしまったのでほとんど記憶に残っておらず、私にとっておじいちゃんは母方の祖父だけでした。

母は一人っ子だったので、母方の祖父と祖母にとっては兄と私だけが唯一の孫。
それも兄と私は歳が離れていたので、私は祖父と祖母に兄以上に可愛がってもらっていました。

祖母は厳しい一面もありましたが優しく、祖父は口数は少ないけれど人望があり温かく見守ってくれているタイプで私はそんな二人が大好きでした。

 

だんだん距離が離れていく

しかし中学校、高校となるにつれて部活動や友人と遊ぶ方が楽しくなり、それまで週に1回は会いに行っていた祖父母に会いに行く回数が減ってきました。

高校を卒業してからは遠く離れた大学に進学し、地元を出ることに。
就職をするときに父に戻っておいでと言われたのですが、やりたい仕事がありそれは地元ではできなかったので悩んでいると

「何事も社会経験だ。頑張りなさい。」

と祖父が応援してくれたので希望の会社を受け内定をもらいました。

そしていよいよ社会人に。

社会の厳しさを痛感しながらも毎日どうにかやり過ごしていたある日母から連絡がありました。
話してみると祖父が入院したとのことでした。

検査結果待ちだけど、母に次の休日に一度帰っておいでと言われました。

地元に帰るのに半日以上かかることや仕事の疲れが溜まっていたので、心配あったものの『いつも元気な祖父なら大丈夫すぐ退院できるだろう』と思い落ち着いたら帰ると母に返事をしました。

しかしその2週間後、様態が急変した祖父は帰らぬ人になってしまいました。

 

最後に合えなかったおじいちゃん

入院してから1カ月も経っておらず、母も無くなる前の日の祖父からは想像もできなかったとの事でした。

私は仕事を休み急いで実家へいきました。
なくなった祖父に会った時に、心にぽかんと穴が開き無になりました。

そこへ親戚の人が来て私にこう言ったのです。

『じいちゃん○○のこといつも話してたよ。「○○会社で働いてるんだ。離れたところで一人で頑張って偉い。」っていつも誇らしそうに。すごい会いたがってたよ。』

その瞬間に涙が溢れてとまりませんでした。

大学行く時も就職するときもいつも見方でいてくれたのは祖父だったのに、何であの時帰って来なかったんだろう。
なんでもっと会いに行ったり電話しなかったんだろう。

やっと社会人になってじいちゃん孝行するはずだったのに…。
自分を責める言葉しか出てきませんでし た。

 

その後

祖父が亡くなってもう数年経ちました。

私が悩んだりしていると祖父が夢にでてくるときがあります。
祖父には会えないけれど、いつも見守ってくれているんだなと感じました。

もう一度祖父に会えるなら感謝の言葉を言いたいです。