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私がなくしてしまった大事なもの、それは…、自転車の鍵でした。

だれしも一度は自転車の鍵を無くした経験があると思います。

私もそのひとり。鍵を紛失したときに門限があるにもかかわらず一所懸命探してくれた小学生時代の友人についてご紹介します。

 

自転車で公園へ

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私が小学生の頃の話です。

いつも自転車で色々なところへ遊びに行っていました。
その日もいつものように、友達と二人で自転車で公園へ遊びに行っていました。

そして、まだ日が明るい時間帯に事件は起きてしまいました。

 

鍵を紛失する

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「そろそろ他のところへ行こうか!」という話をしながら、自転車を止めたところまで歩いていく途中でした。
「わんっ!」という大きな犬の声に驚き、手に持っていた自転車のカギを落としてしまいました。

友達としゃべりながら歩いていたため周りがちゃんと視界に入っておらず、犬の大声に驚いてしまったのです。
そしてそのまま運の悪いことに、下まで落ちていってしまいました。

というのも、その時歩いていた場所は、公園内の休憩スペースのような木の小屋だったため、地面が木の板でできており、隙間があったのです。
落ちたカギの向きが運悪くその隙間に入る向きだったようで、そのまま下まで落ちてしまったというわけです。

小学生だった私は、頭が真っ白になりました。

 

門限をすぎてまで鍵を探してくれた親友

手が入るスペースはなく、とる方法がわかりません。
私は茫然と立ち尽くしているだけでした。

そのとき友人は、すぐに動いてカギをとる方法を考え出してくれたのです。
細い堅めの葉っぱや棒などをもってきて、うまくひっかけてとろうとしたり、挟んでとろうとしたりしてくれました。

気がつくと時は流れ、カギを落としてから二時間ほども経っていました。

友人はいつもなら帰る時間です。
その友人は両親がとても厳しい家だったため、門限を破るととても怒られてしまいます。

それなのにもかかわらず、カギがとれないため、一緒にいつまでもとる努力をし続けてくれたのです。

そのうち心配になった私の両親が探しに来てくれました。
カギはもうとれないから、ということで、自転車は手で持って帰ることになりました。

もしも仮にその自転車のカギを無事とることができたら、それはもちろん嬉しかったことでしょう。

しかし私はそれ以上に、そこまで一所懸命とろうとしてくれたその友人の気持ちが嬉しくて、当時すごい感動したことを今でも覚えています。

いつ思い出してもとても良い思い出です。