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義父は、緊急手術を行い完全介護になりました。

せん妄が始まり、体が動かず、誰もが諦め寝たきりになると思っていました。ですが介護になったからと言ってあきらめてはいけません。

復活するという気持ちが、義父を大きく動かしました。

 

義父の持病が悪化した

 

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手術をする前は、義父は義母と二人で介護保険を利用しながら、何とか二人で協力していました。

ある日、急に義父の持病が悪化し、総合病院へ行くとその日のうちに手術をすることになってしまいました。

おなかに大きな大動脈瘤ができており、破裂寸前だと言われたのです。手術までの待ち時間に破裂したら、命は助からないと言われたほどの状況でした。

 

介護・せん妄の始まり

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その日の夜、手術は無事成功しました。

1週間ベッドの上で過ごしていたことで、足腰が弱ってしまい自分の力で立てなくなりましたので、ここから、介護が始まりました。

転院して、リハビリを受けることになったのですが、次はせん妄が始まりました。
せん妄は一気に進みました。

今、どこにいるかわからず、手術したことも思い出せません。

だんだん、恐怖心が生まれてきて、変な所に連れてこられた、家に帰りたい、タバコが吸いたい、毒を飲まされるとにらみつけ騒ぎ出しました。

病院では診れないと言われたこともありました。

静かにさせるためのせん妄の薬を飲み始めると、息子のことも、妻のことも、家も分からなくなりましたし、ご飯も食べなくなりました。

食べていないので、体に力が入りません。

義父を車いすに座わらせても、ずり落ちてしまいそうになります。

 

旦那の努力

そんな中で、息子である主人は、「親父は絶対に治る、俺が治す。」と言ったのです。

その日から、主人の努力は始まりました。

義父の記憶を戻すために、病院へ通いたくさん話しかけて、週末には自宅に連れて帰り介護をしました。

どうしたらいいか、何度も病院と話し合いをしました。

途中、肺炎になり寝たきりになりかけたこともありましたが、息子の言葉に義父はやる気を出してくれました。
リハビリして復活するために、転院を繰り返しました。

 

諦めずに介護を続けて

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努力を始めて半年後、やっと義父は自宅に帰ることができました。

皆があきらめていたことを、主人と義父はやり遂げました。そして記憶は入院前くらいに戻りましたし気持ちもおだやかになったようです。

歩行器を使って何とか歩けるくらいに回復できています。

介護には変わりありませんが、義父と義母の二人暮らしの在宅介護になりました。

私の主人もできる限りのお世話はしています。

主人の言葉が現実になったこと、私と娘は感心して主人のことを見直しました。