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プロポーズされ嫁ぐことがきまった私に最後にくれた両親の言葉。

それを胸に、新しく産まれた命に一生懸命むきあうと決めた私のお話です。

結婚を軽く考えていた私は嫁ぐ事の重さを知る事が出来ました。

プロポーズの挨拶をしに彼が実家へ

彼にプロポーズされ、結婚することを決めた私。

私の親に了承をもらうため、彼がスーツを着て家にきました。ドラマのように「娘さんをください」と彼はいいました。

親の回答は「こちらこそ、娘をよろしく」でした。
そこは「娘はやらん」じゃないのと、母がつっこみを入れるくらいになごやかにすすみました。

 

最後に彼に言った父親の言葉

いつものように、楽しい会話をしたのですが最後に真剣に父親が言ったのです。

「まわりからみたら親ばかかもしれないけれど、大事にここまで育てた俺にとってはかわいい娘です。どうか幸せな毎日を過ごせるようによろしくお願いします」

といったのです。

今まで、手がかかるバカ娘などと言われ続けてきたの で、「大事な娘」と言ってくれたのははじめてでした。
その言葉に父の私への愛をすごく感じました。

また母は私に「これからはお父さんとお母さんが増えるんだよ。私たちより相手の親を優先させるんだよ。あんたは嫁ぐんだからね」と真剣な表情で言いました。
その言葉がとてもじんときたことを今も覚えています。

 

嫁ぐ事への想い

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大好きなお父さん、お母さんと少し距離を感じる言葉でした。

もちろん母の言っている意味はすごくわかりましたし、彼の親を大事にしないとと思いました。

でもそれと同時に、嫁ぐことの重さをしりました。

嫁ぐとは自分の親よりも彼の親を優先させる、大事に思う。

そういうことなのだと。

プロポーズをされて結婚できるのだと 舞い上がっていた私は、嫁ぐことの意味をその時にやっとわかりはじめたのだと思います。

私にいつも甘かった父は、父らしい言葉でしたし礼儀に厳しい母は母らしい言葉で嫁ぐ私にエールをくれたように感じます。

 

今私が思う事

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そして現在、母親となったわたし。

わが娘が産まれたときに、すやすや眠るこどもを見てこの子もいつ か大切な人ができてお嫁にいくんだなと思いました。

そして思うんです。

私はこの子にそのような言葉をかけてあげられるのだろうか?

そのときに、私の父や母と同じように厳しくもそれ以上に優しい愛のこもった言葉を贈れるように精一杯この子を育てようと誓いました。