読んだきっかけ

フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて、「四畳半神話体系」のアニメを視聴し感涙にむせび、原作の小説も読みたくなったためです。

「新釈 走れメロス」「有頂天家族」などの森見 登美彦さんの作品です。

 

本を読んだ感想

アニメ「四畳半神話体系」を視聴し、原作である小説「四畳半神話体系」を読みました。

著者の森見登美彦氏の特徴である軽妙かつ理知的な語り口調のおかげで、最初から最後までスッキリと読む事ができました。

ストーリーとしては大学三回生の怠惰で無為な日々を送る「私」、その悪友「小津」、気になる孤高の乙女「明石さん」、「私」の下宿の上の階に住む「樋口 師匠」など、それぞれ独自の個性と考え方が光る魅力的なキャラクター達の日々の話になります。

主人公の「私」は大学に入れば黒髪の乙女と交流が持て、バラ 色のキャンパスライフを送ることができると入学当初は思っていました。

しかし、現実はそうではなく悪友「小津」と鬱屈した日々を過ごすことになります。
その阿保らしくも愛しくなるような無為な日々にとても共感しました。自 分が掲げる理想を追い、自らの足元も見えていない自分にその小説の日々が刺さり、恥ずかしながらも涙が出て、物語に登場する一人一人のキャラクターが実際 にこの小説の舞台である京都に住んでいるような気がしてなりませんでした。

「可能性を無限定に使ってはいけない。」という樋口師匠の名言を胸に、私自身も「私」のように「漫然とせず一歩踏み出して目の前の好機」を掴めるよう努めていこうと思えました。

「四畳半神話体系」は名作ですので、是非地一度読んでみてください。

ワンフレーズ、必ず心に刺さる言葉が見つかるかと思います。

 

今回の紹介本

四畳半神話大系

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

  • 作者:森見 登美彦
  • 出版社:角川書店
  • 発売日: 2008-03-25